YUSUKE SASAKI

大人を真似た子供が大人になった
色は変わらないままで色を付けた
新しい服の着心地はどうかな

いつか夢見た場所はまだ夢のまま
大きな口を叩いたなって笑った
涙の底で小さくなったカタマリ

色褪せない きみの涙は
声じゃ 心じゃ 足りないんだって証
愛したものを 疑った日に ねえ
声の 心の 重さを知ったのだろう
伝えたいほど言葉にならないな

夕焼けの色 風や雨 虫の声
星が綺麗だ 幸せな一日だ
恥ずかしいこと 素直に言えるかな

やり切れない 邪魔な感情が
声と心の間で愛情を叫ぶ
扉の前でわからなくなって
いつも願ってた自由を恨んでしまったんだ
大切なほど形にならないな

愛されない きみの涙は
声も 心も たった一つだって証
色褪せない きみの涙は
声じゃ 心じゃ 足りないんだって証
繋がらない 消えた感情も
いつか 必ずって 涙で後悔を笑う
正しさの陰で失った
きみの心は正しいんだよって笑ってほしい
大切なほど形にならないな