YUSUKE SASAKI

ダンゴムシ

何か聴こえた 耳を塞いだ
聴いてないから 返事もしない

少し歩いた 心揺らいだ
気づいてないから 気にしない

目の前に壁を見つけては 遠回りでも まわれ右
登ったヤツの視線が恐くて お気に入りのカラにこもる

一番もろい部分は隠して 恐がって 怯えて 強がって
一番強い部分見せびらかして そんな弱虫なダンゴムシ

何か聴こえた 聴こえたけれど
聴こえただけで 何も出来ない

少し歩いた やっぱりダメだ
新しいカラで飾り付け

諦めた壁を登ろうと 心に決めて まわれ右
戻った先で また恐くなって あるもの全部で飾り付け

逃げていた壁は 案外低くて 背伸びしただけで見えた景色
新しい色を飾り付けたくて 登ってみたら落っこちた

作ったカラが重すぎた
もう 自分の力じゃ起きれない