YUSUKE SASAKI

疲れ果てた空に
名前の無い感情を
浸した隙間 零れ照らす光

帰り道 弱く
恥ずかしい一日
誰も知らない 独りの行き先

いつでも
大丈夫さと語りかける歌も
信じられないまま 涙で紡ぐ

電車の窓に映る
僕の心 僕だけの今
日曜の夜が怖く
通り過ぎるだけの
短い夢

向き合いたいけれど
心が痒いから
あなたを見られない
言葉も出てこない

明晰も深く
誤魔化せやしない
誰かのものじゃない
僕のためのもの

いつでも
大丈夫さと語りかける歌は
信じられなくても 僕を歌う

哀しい出来事だけ
歌にするよ 幸せに変えたくて
哀しいけれど
どうか元気でいてねって
言える時のために

それでも
大丈夫さと語りかける歌を
信じず嫌わず
歌える僕でありたい

哀しい言葉さえも
歌にすれば 頷いてくれるかな
あなたが本当に
どうか元気でいてねって
言える時のために

電車の窓に映る
僕の心 僕だけの今
ざらつく
イヤホンから聴こえてくる
僕だけの歌