YUSUKE SASAKI

喋る才能に囲まれて 胸で劣等感が騒いで
辿り着けそうにない気がして 白い紙 ぽつりと点を打つ
あんなにも馬鹿にしていたこと それでも自信を無くしたこと
あれやらこれやらにぶつかって 諦めた色はもう戻らない

旨味によく似てる成分を 食わされてどうにか安心か
大きい圧力が働いて 少しずつ今宵も染み渡る
誰にでも出来てしまうことを 僕じゃなきゃ駄目だと言い張った
自分によく似てる分身が 幾らでもいることに気づいて

伸ばせ その腕が正しさを掴むまで
目指せ哀しみを 別れを飾るために 光れ

こんなにも優しいひと達が 傷つく世の中で良かったよ
裏切りもどうにか許してさ 手と手を繋ぐのは綺麗だね
その程度かと笑われたなら そのままの台詞を返すのさ
びしょ濡れの床で独り踊る 楽しみを君は知らないから

伸ばせ その腕で正しさを掴むのさ
目指せ苦しみを 大切を知るために 光れ

哀しみ、沁み、苦しみ、沁み、楽しみ、沁み、色づく

うたえ そのうたを きみがうたうのさ
注げ そのうたを 付け足せ生きる意味を

いつか 正しさをそこに見よう 光れ